パンと和菓子と洋菓子と~京のおやつ処 56
みな月 白(税込み190円)
京都では、本日6月30日に『水無月(みなづき)』という和菓子を食べる習慣があります。
ういろうの上に、甘く炊いた小豆などがのっかった三角形のお菓子なのですが、
「夏越祓(なごしのはらえ)」という、年明けから半年の罪や穢れを祓い、
残り半年の無病息災を祈願する神事にまつわるものなんだそうです。
ここ最近は、京都だけでなく、大阪などでも積極的に販売されている印象ですが、
無病息災祈願なんて、なんてコロナ禍にふさわしいお菓子なんでしょう!!
というわけで、京都のすべての和菓子屋さんが『水無月』一色に染まる(?)本日、
どちらのお店のものをいただくかというところも悩ましいのですが、
店先に「日本一美味しいみな月」と貼っておられるこちらが、最もお気に入りだったりします。
そう、このお菓子、お店によって甘さや舌ざわりなど、本当に様々。
機会があれば、ぜひ自分好みの『水無月』を探してみてください。
お店:菓子処 喜久春(長岡京市長岡2丁目28-40)